就活備忘録

 

人生の大きなイベントの一つであろう新卒の就職活動が無事終了したので、

反省点とか思ったこととかをつらつら書こうと思います。

 

 

 

自分の感想だけを書こうかなとも思ったんだけど、

ここで自分自身が反省したところで二度と新卒の就職活動を経験することはないので、

来年以降受ける人がなんかの拍子に見て参考にしてくれればいいなと思います。

 

 

 

早速ですが、私が考えた就職活動必須アイテムは

金・大手病・相談相手

です。

 

 

交通費・暇つぶしの喫茶店代・減ってしまうバイト代の補完などなど

就職活動が終わりに近づいてどんどんお金がなくなりました。

内定が出ない、採用フローが不透明などなど精神的にも参ってくる時期に

金銭的にも不安定になるとますますストレスになります。

合同説明会行く暇があったらバイトするべきだと去年の自分に言いたい。

 

ちなみに、ちょっと意識高い大学三年生ってもうリクナビ20⚪︎⚪︎とか登録して

渋谷あたりで開催される合同説明会に参加しがちですが

合同説明会に参加して得られるのは変な優越感とクリアファイルだけです。

「俺もうみんなより少し進んでるゼ☆」みたいな感情はなんの役にも立たないし、

就職活動が解禁される時期にならないと結局本気になれない人が多いと思います。

 

合同説明会で得られるような知識はネットでスルッと手に入るし、

そんな説明会だけで企業を分かった気になる方が恐ろしいです。

周りで自慢してる奴に遭遇しても、焦る必要はないです。

 

ただ、興味のある業界があるのならインターンシップには参加しておくこと。

理由は大きく三つに分けられます。

①面接の空気を知ることができるから

インターンシップは採用に直結しないため、企業もきちんとした業界研究までを求めてないケースが大半です。

でも、いきなり就職活動の選考の面接に進むよりは「こういう空気感なんだな」ということを知って臨んだほうが気持ちにゆとりがもてると思います。

また、グループディスカッションを過去に経験したことのない場合は一、二回の練習をすることで学べるものが多くあるはずです。

 

②本選考で有利になる場合があるから

「選考には関係ありません」と言っていても、実際はインターン参加者向けの別ルートや特別なセミナーがある場合が多いです。

また、仮に面接で全く同じ評価をもらった二人がいたらインターン参加者を優遇するんじゃないかな、と思います。

 

私の場合は企業が優遇するような超一流大学ではなかったので、企業・業界によっては参加の有無が大きく影響しました。

 

③その企業や業界に詳しくなれるから・情報が得られるから

働いたことがない学生が仕事をしている自分を想像しやすくなり、ESや面接でより具体的な話をできるようになります。

 また、インターンシップで知り合った人たちはその業界を志望している学生が多いはずなので、ネットの掲示板よりも信ぴょう性の高い情報が得られます。

 

(まあ自分自身はインターン参加して特別ルートも用意してもらえたくせにあっさり落ちたんだけど。笑)

 

 

 

大手病

 

よく、大手病になるな、とか、大手ばかり受けても内定出ないみたいな話が出ると思います。

でも、就職情報解禁(今年なら3月)〜就職活動解禁時期っていうのは

幅広く大手を受けまくるべきだと思います。これも幾つか理由があります。

 

①大手の一次面接では自分のことを中心に聞かれることが多いから

 

中小企業の面接は平均すると2回くらいの面接が行われるのに対し(あくまで体感ですが)、大手は3〜4回の面接で内定を出すケースが多いです。

 

そこで、中小企業は一次面接から「本当に(他社ではなく)うちの企業にきてくれるのか」という点を重視しがちであることに対し、大手は「どこまで自分を理解できているのか・どんな長所を持っているのか」というようないわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)」を中心に面接が進みます。

 

言い換えれば始めは企業研究をする必要がなく、二次に進んだ企業のみの対策をすればいいということです。

また、聞かれる内容もかぶるため、面接の練習にもなります。

 

もちろん行きたい企業を受ける前は万全を期す必要があります。

しかし、志望度が高くない企業も一次面接が通ってからきちんと企業研究をすれば二次面接に間に合うし、通らなくても(志望度が低いので)傷が浅く済みます(笑) 

 

②思わぬ発見があるから 

 

自分が行きたい企業・業界がしっかりしていて、これ以外はあり得ない!と思っていても、実際に説明会に参加すると他業界も楽しそうだなと興味が出たりします。

学生のくせに就職した後どんな仕事をするかイメージできてる人なんてほとんどいないと思うし、最初から選択肢を狭めてしまうのはもったいないと思います。

 

 

実際に私は絶対⚪︎⚪︎業界!と決めて大学三年生の頃夏季冬季インターンに参加したけれど、結局その業界からは一つも内定もらえず、畑違いの業界に就職することになりました。

 

もちろん自分の努力不足や能力不足はあるんだろうけれど、

今振り返ればなんでこの業界にこだわってたんだろ?って思います。

 

そんなこともあって解禁時期は幅広く見たほうがいいかな?と

 

また、大手企業は社内でも部署ごとに仕事内容が全く異なるので、興味のある部署が見つかる可能性が高いです。

(広告会社でなくても広報部があったり…など)

 

 

 ③結局就職するのは一社のみだから

 

いくつ内定をもらっても就職するのは一社のみです。

内定がないと不安だという気持ちはわかるけれど、働きたいと思えない会社を受けるのは相手にも失礼だし受ける側の時間も無駄です。 

 

行きたい業界の中小企業を受けることと、ただ単に内定が欲しいからという理由で中小企業を受けることは全然違います。

毎年1-2人しか採用しない企業と毎年数百人規模で採用する企業

内定を辞退されて困るのはどちらかもきちんと考えることも大事だと思います。

 

 

相談相手

 

ESや面接の対策はひとりでやってしまいがちですが、第三者の目で見てもらうことが大切だと思います。

周りも就活してるのに聞きづらい、と思う方も多いと思いますが、他業界を受けてる友人や就活を経験した先輩、OBや親に相談に乗ってもらうことは大きな意味を持つと思います。

 

また、一方的に相談に乗ってもらうのではなく、相手のESを見たり愚痴を聞いたりすることでお互いに励まし合うことができると思います。

 

就職活動が解禁されるとお互い気をつかってしまいますが、頑張ってきた戦友が内定をもらえると素直に嬉しいと思えます。

 

 

 

最後に

 

私は「就職活動」で成功することが人生において重要だとは思っていないし、自分の選択が正しかったかもまだ働いていないのでわかりません。

ですが就活を終えてみて、特別やりたいこともない自分の「とりあえず就職して自立してみる」という目標は達成できそうなのかな〜と思います。

 

海外からは日本の新卒採用は気味が悪い、と言われたりするけれど、最近は終身雇用制度や学歴社会から少しずつ脱却しつつあるんじゃないかな?と思います。(過去に就活を経験したことがあるわけではないのでわからないけれど)

 

就職活動は楽しいものではないけれど、普段スーパーやTVで目にする会社について丁寧に教えてもらえる貴重な経験になりました。